菖蒲と季節の移ろい

菖蒲が咲き始めた。
父親が田んぼに植えた菖蒲が、大きく成長している。以前は杜若(カキツバタ)を熱心に植えていたが、今では玄関先の一角を彩る程度になり、代わりに菖蒲と紫陽花(アジサイ)を熱心に育てているようだ。
興味のあることを一通りやって、ある程度すると次に興味が移る。
菖蒲と湿地の風景

菖蒲は湿地帯を好む花。5月の終わり頃から咲き始めるらしい。毎日の通勤路にあるお寺の裏の溜め池にも、常に半分水に浸かっている菖蒲が咲いていて、黄色の花を付け始めている。菖蒲は雨や水を思わせる風情があり、昔話の「食わず女房」を思い出す、好きな花。
黄色や白の花もいいが、個人的には青や水色のものが特に好き。うちの田んぼの菖蒲は白が中心だが、それも趣があって悪くない。
山小屋で見た季節の彩り

田んぼを見た後、その足で山小屋へ向かった。そこかしこに紅葉の種が落ちていた。朱と緑が混ざった美しい色をしている。紅葉の種もこの時期に地上に降りるのと思う。
いつの間にか自分も、季節の移ろいを楽しめる年齢になった。